営業やマーケティング、資金調達など、経営活動にはやるべきことが多いため忙しいものです。
会社を経営していくためには、会計や税務処理もこなして行かなくてはなりません。
しかし、これらは専門知識がないと時間がかかって煩わしい業務です。
そのため、可能であれば専門の税理士に代行させ、他の活動に専念した方が良いでしょう。報酬はかかりますが、自分でやるより遥かに早く業務を処理できる上、必要時にはアドバイスももらえます。
ただし、税理士は慎重に選定しましょう。同じ税理士といってもその中身は驚くほど違うからです。費用もかかることなので、できれば質が良く、経営パートナーとして長く付き合える存在が良いですよね。
このコラムでは顧問税理士を探す方に向けて、税理士選びのポイントをご紹介しています。
今回は選定条件の一つである「対応の早さ」です。
対応スピードはとても重要
常に意思決定を求められる経営者様にとって、時間はとても大事なもの。特に創業期は人員も少ないので、多くの物事を迅速にこなして行かなければなりません。
そのため、顧問税理士にも対応の早さが求められます。
対応が早ければ、他業務の妨げになりませんし、ストレスを溜めることもありません。
(1)緊急時の対応
税務署から突然連絡が来た場合、大抵の場合は慌ててしまいますが、すぐに連絡して対応してくれる税理士がいれば安心です。
税理士の中には緊急時に連絡がつかないどころか、緊急時の連絡先を渡さず固定電話しか教えない事務所もあります。
そのような対応をする税理士は避けるべきです。
(2)メールの返信スピード
質問や相談に対して、スピーディーに返答してくれる税理士は信頼できます。
経営者様は忙しく、方々へのメール処理を夜中にすることも多いでしょう。
その中には、税理士への連絡・相談のメールもあります。
そんな夜中に送られたメールの返信が翌日のうちにされていれば、時間の節約になりますし、疑問の解消も早く済むため、煩わしさもありません。逆に返信にいつまでもかかってしまう税理士は、良くありません。
(3)顧問先の現状を踏まえているか
長く付き合える税理士とは、節税対策などの相談について、各会社の状況に応じて適切な提案が可能な人です。
また、経営者が選択に時間を取られないよう配慮し、簡潔に説明できることも良い税理士の仕事です。
対応が早い税理士の見分け方
何件か気になる事務所を選択して、電話やメールなどでコンタクトをとってみましょう。
返答の時間や、初回面談の段取りでスピード感が分かります。
対応スピードがわかった後は、実際に面談した際に、投げた質問が「一般論で返されるか」・「会社の現状を踏まえて回答しているか」を見ます。
状況にあった回答をしてくれる税理士なら好感が持てるでしょう。
まとめ
現在、税理士は全国で約78,000人程います。
数は多いですが、タイプも質もバラバラです。
会社にとって良きパートナーとなる税理士と契約するのが一番です。
そのため、選定は慎重に行いましょう。
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