顧問税理士の選び方【その４：サービス意識の有無】

税理士の選定要件の一つに「サービス意識の有無」があります。
税理士の仕事も、基本は税務や情報提供といったサービスを通して対価を得るものだからです。

よって、良い税理士とは「サービス意識が高く、顧客に寄り添ってくれるもの」と言えます。

税理士は専門資格職業である「士業」になります。

士業と言っても特別に偉い存在ではありません。
誰かに何かを教えるわけでも命令をするわけでもありません。

冒頭で述べたように、税理士は基本的にサービス業です。
顧客である事業主様に、質の良い税務サービスと価値の高い情報を提供し、事業成長のお手伝いをする存在です。

サービス意識がなければ、顧客に寄り添った対応ができず、満足度の高いサービスを提供することは不可能です。

税理士には、昔からおだてられていたせいか態度が高慢な方もいます。
中には、顧客に対して理不尽に怒るひどい方もいます。

税理士には業務を的確に遂行する能力も求められますが、人として「相談しやすいか」「顧客にストレスを溜めさせることなく対応できているか」も重要な要素です。

高慢な態度で来る人や怒りっぽい人は相談しやすいとは言えません。

顧問契約をしている以上、相応のサービスや情報提供は受けられますが、それだけでは良い税理士とは言えません。
業務内容に以外の部分でも貢献してくれる＝付加価値の高いサービスを提供できるのが良い税理士です。

例えば、未経験分野で事業を始める場合はどうしても不安になります。
そのような場合でも、様々な情報を探しだして提供してくれる、親身になって相談できる税理士であれば、不安も解消されますし、多くの信頼を寄せることができます。

サービス意識の高い税理士は、面談から契約までのやり取りの中で明確になります。

こうした部分をクリアできていれば、サービス意識の高い税理士である可能性は十分にあります。

サービス意識の有無は、税理士としてだけではなく、ビジネスパートナーとしても大切な部分です。
真摯に寄り添ってくれる税理士なら事業運営における重要な存在になってくれるでしょう。

過去のコラムで紹介した他の選定ポイントも参考にして、ご自身に合う税理士を見つけてください。

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